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 首相の「靖国」参拝


 ぼくの叔父(おじ)は戦争で命を失った。親父も戦争で手に傷を負って戻ってきた。ぼくは死んだ叔父を「英霊」などとは呼ばないし、また呼ばせない。

 「英霊」という言葉は「天皇陛下のため」に命をささげたというイデオロギー色の濃い言葉だ。それまでは「忠魂」が普通だ。「英霊」という呼称を好んで使うのは安倍首相など一部の者だけだ。

 「靖国神社」は、あの侵略戦争を「正義のたたかい」「アジア解放の戦争」といって肯定する特殊な宗教施設です。そこへ内閣総理大臣が参拝することは侵略戦争を肯定する立場に身をおくことだし、侵略戦争の否定のうえに成り立っているいまの世界秩序を認めないことになる。

 おびただしい青年たちを死に追いやった戦争犯罪人。その戦犯が祀(まつ)られているから絶対に戦死した家族を「靖国」に入れないという人も大勢いる。天皇が「靖国」に参拝しないのも同じ理由だし、アメリカ政府高官が「靖国」にではなく千鳥ケ淵戦没者墓苑に行くのも、「靖国」には戦犯が祀られているからだ。
 
 憲法20条には「国およびその機関はいかなる宗教的活動もしてはならない」とあるが、そこに参拝し頭を下げる行為は、あの侵略戦争を肯定し賛美していることに他ならない。

 「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける気持ちは全くない」と安倍首相はいうが、戦争犯罪人が祀られている「靖国」に参拝すれば、中国や韓国をはじめ世界中が反発することを知っていながら「傷つけるつもりはない」もないだろう。

 この人は戦後世界の公理というものを何も分かっていないし、また分かろうともしない。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-27 20:47 | Comments(0)

 またぞろオスプレイか


 仁坂知事が、来年10月の「津波災害訓練」にオスプレイ(MV22)を使うとの政府の意向をうけ、「いざとなったら米軍にも助けてもらいたい。オスプレイは災害対策の戦力になる」と述べた、と報道されている。呆れはてた発言だ。

 仁坂知事は、「速度が速く、積載量も多い。負傷者搬送のほか、医療物資や緊急生活物資の運搬にも大いに頼りになるのでは」とも言ったとか。 安全性については、「耐え難いくらい危ないものという証拠はなく、大型ヘリに比べて重大事故の発生確率が少ない」とも言ったとか。

 オスプレイで事故を起こしたある米兵は、日本での反対運動について聞かれ「彼らの反対はもっともだ。オスプレイは墜落してばかりだ。日本は土地が狭いし、自分の家に落ちてほしいとは誰も思わないだろう」と答えている。

 アメリカ軍の資料では、オスプレイの事故が2006~2011年の5年間に58件も起きていると発表されている。世界の巷ではこの輸送機は「未亡人製造機」と呼ばれているとのこと。知事はこうした事実を知ったうえでこんな「ノー天気」なことを言っているのか。お粗末な発言で、撤回を求めたい。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-22 18:02 | Comments(0)

 先生と遊んだ日


 もう遠い日のことなので一部始終を覚えているわけではないが、ぼくは少年野球のチームメイトとふたりで汽車に乗って担任の先生宅に遊びに行った。5年生だったのか6年生だったのか、担任の先生は同じだったから記憶が定かではない。

 ぼくの守備位置はショートで打順は1番、かれはセカンドで6番だった。だからかれとは「ゲッツー」をとる練習をいつもやっていた。息が合わないと「ゲッツー」はなかなかとれないから、そんなこともあってその日もふたりで行動をともにしたんだろう。

 先生の家でお昼ご飯をご馳走になった。話題は当然野球のこと。その日、野球についてどんな話をしたのか、まるで記憶にない。ゆったりと時間が流れていたような記憶だけがかすかにある。夕方近くまでそこで遊んでいたから、先生も時間に追われていなかったんだろう。

 フィンランドの先生と日本の先生との下のような比較を見ながら、かの国ではぼくが遠い日に経験したような子どもと先生とのふれ合いがきっとあるんだろうなと、そんなことを思ってしまった。

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by hara-yasuhisa | 2013-12-18 22:05 | Comments(0)

 カモメ

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 国道を南下して古座の街にさしかかったところで、すぐ近くを飛ぶ一羽のカモメに出逢った。カモメといえば「ジョナサン」を思いだす。

 カモメの「ジョナサン」は、空を飛ぶことを極めようとする。いってみれば求道者だ。 お前はいったい何を言ってるのだと、仲間からのけ者にされ群れから追放される。 それでも速く飛ぶことを極めようとする。ある日、ついに「瞬間移動」を身につける。「ジョナサン」は下界に降り、カモメの人生は飛ぶことにあるという思想を広めようとするが、みんなから悪魔だといわれて怖がられる。
 

  「ジャナサン」のモデルはルソーだと言われている。ルソーは変質者まがいの行動によって社交界から排除され、ひとりの孤独な世界でそれでも書くことをやめなかった。
 ルソーは孤独のなかで自分と向き合って思索を深めたが、「ジョナサン」は高みから下界に降りてきて、飛ぶ技術を流布しようとした。

 カモメとウミネコはちょっと見では区別がつきにくい。僕は足の色で区別するが、飛んでいる時には分かりにくいのだ。 さて、「ジョナサン」がどうなったか。それについてはリチャード・バックの小説「カモメのジョナサン」を読んでほしい。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-14 10:57 | Comments(1)

 美山村のつどい

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 手帳をくってみると、参議院選挙ののち呼ばれるままに各地の「つどい」に参加しているが、今日はその18ヶ所目だった。「つどい」と略称で呼んでいるが、中身は「党綱領と日本の前途を語りあうつどい」だ。6人のみなさんが集まってくれた。

 ここは美山村(現日高川町)。15軒の地域で、集会所での「つどい」。どこに行っても獣害のことが話題になる。この地はサルだという。「いまはなあ犬を放ち飼いにできんからなあ」と男性。犬が自由に飛びまわっていたその昔には、サルは絶対に近づかなかったというのだ。

 「クマが出た」という。大きいやつと子どもの2頭づれで、「こいつばかりは怖いもんなあ」と女性がいう。「そやけど子どものクマは車にハネられて死んだわ」と。「あいらは行動範囲が広いさかなあ、気いつけな危ないで」と山本喜平議員がいう。
  
 年金が少な過ぎること、そこから介護保険料が天引きされること、消費税増税による痛手のことなどなど、暮らしや福祉の問題でも議論に花が咲いた。「とにかく仕事やて。働くとこがないさか人が減ってゆくばっかりや」と。


 (畑のなかにある集会所。集まってくださったみなさんと右端は山本よしひら日高川町議)






 
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by hara-yasuhisa | 2013-12-12 18:53 | Comments(1)

 怒り

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  ファシズムが生まれようとした
  ” 絶叫するデモはテロだ ” という
  この国のかじ取りをとる
  この政党の この感覚
  いったい
  この目線の高さはどこからくるのか
  公聴会は反対意見で埋まったが
  次の日に国会では強行採決
  その場でニタニタする首相と大臣たち

  何を「秘密」にするかは「秘密」
  いつまで「秘密」にするかは「秘密」
  となりの国では二度廃案になったという
  「秘密」保護法
  北の脅威にまさるもの
  それが国民の知る権利だと
  かつて知る権利を奪われた人々が
  「秘密」を葬ったとなりの国
  そうして民主主義が生まれた
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by hara-yasuhisa | 2013-12-12 09:37 | Comments(0)

 あのころ

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  あのころ
  この道の突きあたりには
  水路が小川のように流れていた
  夏
  フナとウナギが面白いようにとれ
  親父が
  ウナギの蒲焼をつくってくれた
  骨もすてずにこげ茶色に焼いてたべた
 

  麦をまき それを刈る
  すぐあとに稲を植え それ刈る二毛作
  秋
  焚き木づくりに
  斧をもち 縄を背負い
  この道をとおり兄とのぼった山
  からっ風が吹いても
  この道を走りまわっていた
  

  木の実の落ちる音を聴きながら
  眠りにおちた
  ふるさとよ
  
     
   


 

 
    
 
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by hara-yasuhisa | 2013-12-08 20:37 | Comments(2)

 東牟婁から新宮へ

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 東牟婁・新宮へのみちすがら寄り道をした。

 中辺路町福定の大銀杏はほとんどの葉が落ち、あたりは黄色い葉が敷きつめられている。「来る時期が遅かったなあ」とぶつぶつ言いながらシャッターを切った。

 
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 太地町での「つどい」で、参議院選挙のあと県内の激変する様子をリアルに紹介した。元町議の中川さんが「この町で共産党の集いをするのはほとんど初めてのこと」と言われ、これからの町づくりのことが話しあわれた。「こんなミニの集いを町内のあちこちで開きましょう」とみなさんと約束しながら新宮市へ。

 新宮では3人のみなさんが日本共産党に入党してくれた。ずっと日本共産党を支持してきたといわれる。「安倍政権も長くないなあ」などとやりとりしながら、次の選挙ではさらに躍進しようと誓い合った。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-07 20:03 | Comments(0)

 あるお嬢さん


 聞けば、日本共産党に入ることには抵抗はないと、メガネの奥の真ん丸い瞳を輝かせてそのお嬢さんは言った。お歳はいくつと聞くと、25歳だと言う。

 僕は記憶に薄かったが、「選挙のときに一度お会いしています」とのこと。少し話をするとすぐに打ちとけた。参院選後の県内の様子、世の中の激変を話すと肯きながら聞いてくれた。

 「あなたのような若いセンスと力を貸してほしい」とお願いしながら入党申し込み用紙、それに愛用の万年筆を渡すと、すぐにキャップをはずして書き出した。

 最近、若い世代の入党者がふえている。このお嬢さんも真っ直ぐに社会を見つめていて、芯に不正義は許さないというヒューマンなものを持っている。あまりに危うい政治が目立つもとで、若者のニューマンな心が日本共産党に向けられていると思った。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-02 15:57 | Comments(1)

 むべなるかな


 「むべ」の実を初めて見たという話を聞いた。 漢字では「郁子」と書く。

 アケビの兄弟みたいなもので、卵より少し大きく赤紫の実をつける。 実を割るとキウイのような種があり、味はブドウのよう、とでもいえば分かるだろうか。

 子どもの頃、暇があれば近くの山に分け入り、むべやあけび、山もも、野いちご、それに名も知らない山で採れる実をおやつがわりに食べたものだ。しかし、もっとも美味しかったのはやはりあのジューシーな山ももの実だ。

 「むべ」の実にはこんな話がある。
今は昔、天智天皇が近江の里で長寿の老夫婦に出逢い、” 汝(なんじ)たち、いかにかくも長寿なるぞ ” と尋ねた。

 老夫婦はこの地のむべという実が無病長寿の実で、これを食べているからだと答えた。それを賞味した天皇が、” むべなるかな ” と言ったとかで、「むべなるかな」はここから来た言葉だとか。
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by hara-yasuhisa | 2013-12-01 17:13 | Comments(0)


折ふしのうた


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