古い時代のことば

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 「土人」「シナ人」などということばは戦前にはあったが、いまはもう死語だと思っていた。

 それが現職の若い機動隊員から沖縄県民に発せられた。ネットでその動画を見て慄然とした。この種のことばが、とっさに口をついて出るということはどういうことなのかと考えさせられた。

 ことばというものは実に生きものだと常々思っている。ある時代には生きていても、別の時代にはなくなっている。古いものは消えてゆき、新しいものが生まれてくる。

 「土人」や「シナ人」ということばは、それが「流布され」「通用した」時代があった。他民族より自分を優位ととらえ、他民族を蔑視するという、そんな古い時代のことばである。
  
 そんなことは今の世の常識であって、だから金田法務大臣は「土人」は差別用語だと述べている。しかし、鶴保沖縄担当大臣は「私が判断できるものではない」と公言してはばからない。この人物が沖縄担当大臣だというから、なんとも悪い冗談だ。

 沖縄県民を侮辱するために差別用語を口にする機動隊員も隊員だが、そのことの善悪の判断もできない大臣は大臣の名におよそ値しない。お粗末としかいうほかない。



(写真・・・大銀杏)
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# by hara-yasuhisa | 2016-11-11 12:49 | Comments(0)

 強烈な意見

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 「日本は核武装すべきだ」との強烈な意見が出された。一瞬、ほかの参加者に緊張が走った。この方は続けて、「自分は平和主義者だが、国力(軍事力)をつけないと中国やロシアから馬鹿にされる」と。

 「つどい」に出ると色んな意見が出される。「核武装」論は共産党の支持者でなくても反対の人が多いだろう。案の定、その場では次々に異論が続出したが、この方は持論を述べて譲らなかった。

 この方はよわい(齢)80を過ぎた方で戦争を体験されている。20分や30分の議論で自説を変えるなどありえないが、違った角度からの意見にも耳を傾けておられて、「つどい」は有意義だったと思う。

 みなさんが日曜版の宣伝紙を持って帰られた。



 写真・・・きょうの和歌山市内での「つどい」
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# by hara-yasuhisa | 2016-11-09 18:53 | Comments(0)

 おいやんとおばやんと

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 かつらぎ町新城を抜けて走った。
 逢うのは3年数か月ぶりやなあと思ったが、おいやんは笠田に出かけたとかで家にいなかった。おばやんが「こい食べるか?」と、ビニール袋に入ったのを差し出してくれた。見ると、そこ豆を炒ったのが入っている。畑で採れたやつで好物だ。
 割って豆を取り出して口に入れると、そこらにある市販のピーナッツとは似ても似つかぬ美味しい味だった。

 89才になるおいやんはまだ車を乗り回しているらしい。今日も玉ねぎの苗が入ったからと笠田の町まで取りに行ったという。おばやんが携帯の番号を教えてくれたのでかけてみた。僕だと分かってびっくりして、いまから帰るわという。町から40分はかかるので、僕も降りてゆくので途中の「コンニャクの里」で会おうとなった。

 おいやんは声も姿もすきっとし、勢いがあった。「100才まで生きたら国が表彰してくれるようやから、そこまでは頑張るわ」と笑った。生まれ故郷の南紀州の山里にはもう知りあいはいないという。「共産党を応援してた知り合いもほとんどおらんようになったけど、そいでも最近は伸びてるなあ」と嬉しそうにいった。こんどはゆっくり話そらようと別れた。
 高野山の辺りはもう晩秋の気配、寒さがやってきていた。



写真・おいやんとおばやんが住むところ(赤い標)
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# by hara-yasuhisa | 2016-10-30 16:06 | Comments(0)

 香りたつ金木犀

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 今朝、風が涼しい。
 かすかに金木犀の甘い香りが漂ってくる。

 金木犀の香りは、どこからともなく忍び寄ってくるもの。花がどこにあるの分からないが、その香りはことのほか甘く、更けゆく季節を感じさせる。

   散文をバラにたとえるなら
   詩はバラの香り

   と、谷川俊太郎は言った。

 散文は花のように美しく、詩の香りはすごくいいと、そういいたいのだろう。だが一方、「言葉を失った瞬間が 一番幸せ」と歌うのは宇多田ヒカル。恋を歌って、これも分かるような気がする。 

 だけど、やはり香りたつような詩を書きたいと思う。



 (「つどい」への道に咲いていた金木犀の花)
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# by hara-yasuhisa | 2016-10-21 13:06 | Comments(0)

 風にふかれて

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 ♪学生でにぎやかなこの店の 片すみで聴いていたボブ・ディラン♪  
懐かしい曲がラジオから流れている。河原町今出川界隈の喫茶店で、PPMの歌う「風にふかれて」を聴いたのは遠いむかしのこと。

 彼がこの曲を作ったのは20歳のとき。60年代から70年代へと、ベトナム反戦運動の国際的な広がりとともに世界中で歌われ、いまも歌われている。抒情をおびた反戦の芸術である。

 ストックホルムの「ノーベル文学賞」選考委員会がことしの受賞者にボブ・ディランを選んだ。この賞そのものには、過去からいくつかの問題も言われているが、このタイミングでのボブ・ディランの受賞には意味がこめられていると、そんなことを思った。

 75歳になる老シンガーご本人が受賞をどう思っているのかは知らないが、メロディや詩そのものが持つ魅力が引き寄せたんだろう。今宵、ほんとに久しぶりに「風にふかれて」を聴いている。




 (写真・東紀州の海岸)
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# by hara-yasuhisa | 2016-10-14 22:22 | Comments(0)

 うろこ雲

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  見あげると
  街の空に
  この秋はじめて見るうろこ雲
  ・・・
  へんなくもあると
  お前は空を見ながら言った
  うろこ雲っていうてな
  秋や冬になったら出る雲や
  保育園への道で
  きっと
  今朝のように透きとおった風がふき
  すこし冷ひんやりする空気を
  お前は小さな頬に感じていた
  こんな
  うろこ雲を見ると
  あの頃のお前のことを思い出す




(朝、見上げるとうろこ雲がありシャッターをきった)
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# by hara-yasuhisa | 2016-10-11 12:43 | Comments(0)

 響きあい

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 ある方が印象的な発言をされた。「そやけど、なんでこあいに木材がアカンようになってしもうたんなよ」と、ぽつりと言われた。他の方が発言されている合間に発せられた意見だったので、その場のテーマにはならなかった。

 議論が一息ついたところで、ぼくはドイツの林業が戦後どう発展してきたのか、国づくりの根本に林業をすえてきたドイツのとの比較で日本の林業切りすて政治のひどさを話し、日本共産党が林業をどう考えているかを説明させてもらった。

 町議の洞よしかずさんは、地域の仕事起こしにと取り組んでいる「ゴンパチ(イタドリともスカンポともいう)栽培」について、先進地を視察してきたことなど熱く語った。農業の問題に話が進み、深刻な獣害や、農協のあり方でも活発な意見が出された。

 「つどい」には8人が来てくれた(この集落は戸数48)。 帰ろうと車を動かそうとしたときに一人の参加者から声をかけられた。「もう一回寄り合い開いてくれんの。共産党の話もっと聞かせておくれ」と。うれしかった。ああ、響きあったなあと思った。

 (写真・盛り上がった「つどい」と、 帰りみちの峠から熊野灘を望む)
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# by hara-yasuhisa | 2016-08-24 20:29 | Comments(0)


折ふしのうた


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