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小説『日高川』


小説『日高川』(有吉佐和子)を必要があって読み直した。

 

 この小説は、男女の官能の営みから入っている。有吉作品にしては珍しいことだが、最後まで読むと、なるほどそういう意図があったのかと気づいた。

それはそれとして、歴史的な背景が物語を浮かび上がらせ、現実感を与えているところや、人物の描き方の巧みさはさすがだ。

 ジャンルは違うが「山の作家」との異名をもつ宇江敏勝氏の作品も未読の方には一読をお勧めする。宇江氏の作品群には「熊野」とは何であるかが鮮明に描かれている。和歌山県人の何人もの作家のなかで、有吉と宇江は双璧といえるだろう。

 むかし、『日高川』がTVドラマになり、竜神温泉でロケが行われ作者の有吉や、演じた津川雅彦、小林千歳の食事の世話などをしたというRさんときょう話ができた。

 「わたしが20歳代のころやから随分むかしのことや」と言っていたが、旅館「上御殿」での様子などを昨日のことのように話してくれた。


by hara-yasuhisa | 2020-06-05 21:03


折ふしのうた


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